濃州刀剣工房 通販カタログVol.27
A146 短刀 定価  300,000円
( 月々36回払いの場合 10,200円
<表銘> 鶴丸習 波平行安(六十三代)
外装 金茶正絹巻乾漆黒石目地塗鞘、白鞘
法量 長さ25.6cm 反り0.0cm 目釘穴1個
元幅25.0mm 元重8.0mm 先幅- 先重-
形態 平造、三ツ棟 金具 鉄地金色絵秋草図
地鉄 板目詰む 鉄地菊図
刃文 小詰んだ小丁子乱れ 目貫 赤銅地金色絵鶏図
鋩子 直ぐに小丸浅く返る 刀身の重さ 220g
生ぶ 薩摩(鹿児島県)
鑑定書 NPO日本刀剣保存会 時代 江戸時代末期(慶応頃)

★波平行安は、鎌倉時代から幕末まで続く薩摩国(現在の鹿児島県)の名跡で、本作は江戸時代末期、慶応頃の作と極められました。長文の銘には「正国六十三代波平」云々に加え、注文主の名前を入れた作が多くありました。昭和の戦時中には、「波平」の銘が「海の波が平らかである」という意味合いから海軍関係者に好まれ、また「行安」という銘も「行先が安全である」とされて、当時かなりの高値で取引されました。高級感のある蛇腹巻の柄と落ち着いた乾漆塗の鞘が付属し、幕末期の薩摩刀としてお勧めの一振です。