濃州刀剣工房 通販カタログVol.26
A138 ★委託品 定価  380,000円
( 月々36回払いの場合 13,000円
<表銘> 兼先作
外装 白鞘
法量 長さ21.8cm 反り0.0cm 目釘穴1個
元幅30.5mm 元重11.0mm 先幅- 先重-
形態 四方槍 金具 -
地鉄 板目 -
刃文 湾れに互の目交じり 目貫 -
鋩子 湾れ込み返る 刀身の重さ 375g
生ぶ 美濃(岐阜県)
柄の長さ - 時代 江戸時代末期

★兼先は志津三郎兼氏を祖とする美濃刀工の名跡の一つで、 銘が確認されているのは室町時代の大永頃、つまり初代兼元と同時期発祥の刀工と思われます。その後、近江国(現在の滋賀県)下坂に移住して越前鍛冶の祖となったり、 越中国(現在の富山県)や備前国(現在の岡山県)、因幡国(現在の鳥取県)に招聘され、その子孫としては九州の筑前国(現在の福岡県)兼先なども知られています。 本作は、姿から江戸時代に少し入ってからの作と推察され、地鉄の模様、刃中の様子から、近江国下坂(現在の滋賀県長浜市)で活躍した兼先の作と思われます。 磨上げられて生ぶの作が少ない中で、製作当時の姿を留めた貴重な作品です。